2013年6月19日水曜日

ミキサー前

HAVIENAの商品をお買い上げ時、アソートでローズペタル(花びら)を散らしてる。

補充で新しいカラーのペタルを開けて準備。

各色を混ぜる前もこれはこれでキレイ。

店頭に張り付いたイベントがひと段落。

今回の反省と改善まとめ、また色んな仕込み作業。


2013年6月18日火曜日

ブーゲンビリア

”Les Vacances!(バカンス!)” コレクションの中の1色 ”bougainvillea ブーゲンビリア”

私の中で青い空に映えるバカンスの象徴です。
個人的な旅の記憶でもひときわ鮮やかでこの花を見ると一気に南国へトリップしたよう。

ブーゲンビリアを知らない方もいるので画像up。


鮮やかなフューシャピンクとグリーンが抜けるような青空に映えます。

お花部分の白いポイントも清涼感をさらにアップしてくれるよう。

かなり群生するのでなかなかの迫力です。


バカンスでの朝~昼のイメージ。


ちなみに sieste シエストゥ(お昼寝)カラーは午後、

nuit d'ete ニュイ・ド・エテ(夏の夜)はその名のとおり夜のイメージです。

夏を満喫できそうです☆

在庫少なくなってきているので気になる方はお早めにcheck してくださいね。

本日伊勢丹イベント・いったん最終日です。


2013年6月12日水曜日

衝動買い

丸の内のPASS THE BATONで。



CLAIRE DEVE のヴィンテージブローチ。

CLAIRE DEVEは80年代にCHANELやJean Paul Gaultier, Claude Montanaのデザインなども手がけたジュエリーデザイナーらしい。

クラシックで重厚感のあるシックなブローチ。

映画バトル 『バナナvsピーチまつり』 

何度か告知していた衣装協力映画、岨手監督の「共犯者たち」。
東京での上映がスタートしました。

私は一緒に衣装提供したジュエリーのmjouxデザイナーと一緒に初日に鑑賞。

この「共犯者たち」はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013で、観客賞(ファンタランド大賞イベント賞)を受賞した『バナナvsピーチまつり』というプログラムの中の1つ。


(概要引用)
最近よく「女性監督ならではの感覚!」とか宣伝文句で謳われた映画があります。
男性監督と女性監督、そこには果たして本当に感覚の違いがあるのか?
そしてあるとすれば、それは具体的にはどのような違いなのか?.....をスクリーン上で確かめたい!

そんな思いで短編オムニバス企画『バナナVSピーチ』が生まれました。
まず男性監督4人女性監督4人が男女ペア4セットになります。
そして同じテーマそして同じ俳優2名を主演に迎えて、男女の監督が短編映画を1本づつ撮るのです。
で、その2本を連続して上映!!! 男女監督が個性の限りを尽くして戦うバトルの始まりです! 
さあ同じテーマ&同じ役者を、男女の監督がどう料理するか? そしてそこにはどんな男女の視点の違いが?
主演俳優達がその2つの作品の中でまったく別の魅力と表情を見せます!
「なるほどココが違う!」「意外とココは同じなのか・・・」などなど、
作品本来の面白さに加えて、男性監督vs女性監督のファイトも楽しんでください。


K'sシネマ(新宿)で凱旋東京上映中です☆


1回の入場で4作品(30min程度の短編*4作品)楽しめます。
プログラムAとBがあり、岨手監督の作品はプログラムA。

岨手監督の作品はもともと好きなのですが、どの作品もそれぞれ ”かなり” 楽しめました!

コメディとか、繊細な感覚とかそれぞれの監督の作風?的なものが際立ち、
中だるみせずに観れる。

「共犯者たち」
岨手監督の作品では
映画初主演のmeriiちゃんがHAVIENAのランジェリーを身に着けてくれています。
なんと、ランジェリー用のオーガンジーの袋まで登場!
エンドロールにもがっつりロゴマーク入れていただいてました。

「ウィンターズ・レコード」

岨手監督のバトル相手の平波監督の作品「ウィンターズ・レコード」もすごく良くて、
ストーカーやっちゃうmeriiちゃんになぜか異常に感情移入してしまいました。

meriiちゃんはもともとモデルさんとして知っていましたが、
今回の主演映画2作品を見てファンになりました。
映画、是非観てみてください!


岨手監督と、平波監督の作品バトルはプログラムAなので
本日6/12(水)と、明日13(木)21:00-あと2回しかない。

プログラムB(14・金)も見たいー!

連日、満席のようなのでお早めに!







2013年6月6日木曜日

産地 工場見学 (防備録)

本日はイベントをスタッフに任せ工場見学。
裏地で有名な旭化成ベンベルグのLOISIR(ロワジール)の関連工場見学に富士吉田へ。

原糸、撚糸、染色(かせ・チーズ)、整経、整織、整理・後加工、検査を
工程順に案内していただいた。

原糸の説明時は写真撮りそびれ。

原料のキュプラは木綿の綿(わた)の部分でなく、種の周りのうぶげを加工してつくる
天然系の半合成繊維。



<染色>

①かせ染色

このバーの周りにかせ状の糸を巻きつける。
芯になるバーにはあながあり、そこから染色する。 


これは遠心脱水機。
叔父の工房にもあったな。
 

染色後のかせ状の糸はぬれたのをそのまま乾燥するとカチカチ、ゴワゴワ。

なるべく自然の環境に近い40度程度で乾燥。

こんな風にほぐし、1つずつバーにかけて
順に乾燥。




↑染色工場ちょっと俯瞰的に撮って見た。


②チーズ染色

原糸を適度にソフトなテンションで専用のボビンに巻きつける。

芯には布を巻いてある。
糸の痛みを防ぐため。 

釜は100キロ釜とか数種の大きさの釜がいくつか。
サンプル染めなどにも対応。
                


 鉄の柱みたいなのにタテに巻を通していく。
鉄の柱には穴が開いていて、そこから染色液がでて染色される。



チーズ染色の「チーズ」は形状がチーズに似てるからとか。
でっかいタンクの下から染色液がタンク内の柱に送り込まれ染み込み染まる。



その後は乾燥。40度程度の温風を当て、その後1日程度放置。
急激に乾燥させると風合いを損ねる。
ゆっくり時間をかけ乾燥。




↓乾燥と放置で程よい風合いに乾燥。


↓乾燥後の糸、かせ状のものをボビンに巻き取る。
かせ染色のほうが、小ロット対応とは言え、
この1かせで17500M(17.5キロ)ほどの糸の長さある。


織りの柄に合わせ、ボビンを配置。


糸の組成、配列は全部企画で決められている。


これはひたすら縦糸のみをセット。420本の糸を14回並べ120CMほどの幅にする。


ちゃんと、バラけないように、交差というか、(ワード失念)あやというかになっている。


向こうに並んだボビンから1本1本の糸がこのカード上の板にあいた穴をとおり、
機械にセットされている。


 説明の途中1本糸が落ちたらしく、職人さんがチェック。



耳の部分に職人さんごとの色の糸がつけられ、
分業ながら、責任とプライドを持って仕事をする仕組みと
チェック機能が備わっている。



縦糸巻き終わり~。


手前の丸い輪は万が一の糸切れ時に備えた工夫。

ロスを出さない工夫は万が一にも備えられている。専門職人のプライドだな。



出来た縦糸のまとまりは巻き取られ、こんな風になって織担当のところへ。



↓全然見えないけど糸が無数に走っている。

次の柄にするための糸はスタンバイされており、
前の糸と後の糸を結んでつないでいく。
420本を2時間ほどで1本1本手結び。職人技!



こちらはジャガード織機。

紋紙の穴が開いたところは縦糸が通らず(?)それがプログラムになり柄が出来ていく。
(ジャガード織機は以前の産地見学でも見学していたので私的に割愛)





 さっきみた縦糸のまとまりがセットされてる。↓

織りあがりたてのジャガード。


最後の見学は、後加工。
スチールのガンガンに入っているのはいろんな溶剤。

ソーピングで生地を薬剤に浸し、
ゴムローラーで絞る。









↑ボーダーや、チェックはゆがみが出たら目立つから
このライトみたいなので縦横のゆがみを読み取り、下の画面でゆがみのチェック。

しなったローラーが、ゆがみ調整していた。
すごい。ハイテク。こんなこともオートマチックに出来ちゃうなんて。


↓ここからテンターにかけてる。生地耳の針跡はここでつく。
縮み等を考慮して素材に応じての温度でこれから乾燥。ここ特に暑い。




↓これ、耳につく針跡の針。

↓生地のミミに針で生地のテンションを調整し、乾燥。

染色。(後染め)機械の中を生地が通って、染色。


中身こんな感じ。




ところどころに窓があり、染色過程の生地を覗ける。

その後は遠心脱水機にかけ手乾燥。


こっちは蒸気で後加工中。


機械デカイ。設備投資額かなりだなー¥


デカイー。 =¥





織りあがった生地に油がついていたりすると後加工の効果が落ちるので
洗う。洗剤はそんな強烈なものじゃなく、オレンジピール由来の柑橘系の香りのものとか、
花王さんとかのだったり。(工場だろうケド)



機械デカイー

生地同士を縫い合わせ、加工は一気に流れ作業で。 

自分でも染色やるからとても勉強になる。

システマチックになっているところは見習いたいと思うポイントも色々。


盛りだくさんの見学だったけれど、
充実の研修会栞(しおり)をご用意くださり(読み応えあり)、
地元の観光を含め、沢山のおもてなししていただきました。



懇親会では馬刺し、あわび、日本酒、山梨のワイン白2種、赤2種 
(一通り堪能させていただきました☆)

さらには富士山シフォンをはじめお土産まで!

もともとお取引先に向けての工場案内だったのを、
今回はデザイナークリエイター向けにやってくださったらしい。

工場の方々職人さんや、生地作りに関わる人とのお話、
ガチャ万時代*の会長の武勇伝?的なもの・・・とても興味深く充実した見学となりました。

(機をガチャンと織ると1万円になるという景気のいい時代・1と6のつく日に市が立ち、
即日現金商売だからその日の売り上げの札束持って豪遊した話。)

関係者の皆様、どうもありがとうございました。