2014年6月2日月曜日

紙の可能性

4月-5月はいろんなイベントも一段落。

反省や実績の分析しながら、ブランドとしてのコンセプトやミッションについて再考したり、
アートやパフォーマンスを通して活動を続ける友人たちのイベントに
参加して刺激を頂いたり。

いろんな見直しの中でデザイン関係の本にも手を伸ばしていたのですが、
改めてこの本 名著!

DESIGNING DESIGN BY KENYA HARA




~デザインを言葉にすることはもう一つのデザインである~

と中で語られていますがデザインというものを言語化し
体系的、論理的に伝える能力が素晴らしい!!

たまたまこの著者:原 研哉 さまが企画・構成された
TAKEO PAPER SHOWがあったのでタイムリーと思い行ってきました。



テーマはSUBTLE 
サトル: かすかな、ほんのわずかの

紙という物質の可能性を様々なアプローチで表現されてました。




ハラハラと宙を漂いながら落ちていくモノ


白で統一された空間の中で際立つ影の存在


いろんな背表紙


異国情緒を感じさせる角砂糖の包み

紙の風化による変色もノスタルジック。


こちらは源氏物語だそう!

説明抜粋:紙と筆と文字による自律的なかたちの生成を感じさせる石川九楊の書。
一文字が声の震えを孕みつつ横に広がる異形の一行書。

間近で見ても海のさざなみを表現したのかと思うような細かいギザギザの横線で
これが物語を伝える書ということに衝撃。



うまく表現できないけどにじみやカビみたいな書?
なんとも前衛的。



カリグラフィーって書くのにあんなに時間かけているとは知らなかった。



朽ちる、褪せるという変化も美しいと思う。



紙の魅力を感じられるいい展示でした。


原研哉氏と 葛西薫氏のトークセッションもありました。
ちょっとマイクの音が聞きづらくて残念。

お姿拝見出来ただけでもなんだか嬉しかったけど。(単なるファン)


その後は大井町へ。
ひな鳥の素揚げ食べてお友達のテキーラバルへ。
(楽しくなりすぎて写真忘れてた。。)

テキーラにもグランマエストロとかあるなんて知らなかった!

テキーラは飲んだ最後の方に、
追い打ちをかけるような飲み方しかしていなかったことを反省。

とっても繊細な飲み物だったのだ!


途中でいらしたアートディレクターの伊藤桂司さま
ともお話出来てかなり充実の1日でした。